商売の原点!377.商売の原点! (2004年04月02日・金)より ~★ 私の会社の近くのラーメン屋さんは、ご夫婦で経営されているのです。とっても働き者で、明るい挨拶で評判のお店です。ところが、先日、奥さんが思わぬ病気で入院されたのです。ご主人ひとりでは、店を切り盛りすることは、到底、不可能ですから、私は当然、店を休業されるものと思っていたのです。失礼ながら開業資金の返済で、パートさんを雇うのもままならないご様子でした。 ところが、昨日、店の前を通ると、なんと営業しているではありませんか! 「いらっしゃいませ!」大きな声で挨拶をしてくれたのは、 なんと、エプロンをした小さな女の子! 「ご注文は、なんになさいますか?」「少々お待ちください」「お水になさいますか?お茶にされますか?」 てきぱきと応対をするのです! 「お嬢ちゃん偉いね、何年生?」「はい。小学2年生です」 聞けば、両親の困った姿を見て、自分からお手伝いをする! と決めたのだとか! お勘定をして店を出る時、この子は、店の前まで出てきて 深深と、お辞儀をすると「ありがとうございました!またきてください!」と大きな声で挨拶をしてくれたのです! 私は、けなげなこの女の子の姿に商売の原点を、そして真髄を教えてもらい、不覚にも涙があふれました。 ★ 無垢の行為は、なんと人の心を感動させるものでしょう! この子の前には、どんなテクニックも色あせたものに見えてしまいます。 1 商売とは人の道である! 2 お金を頂戴する、お客様には、感謝の真心をささげなければならない! 3 商人に一番大切なものは、人間としての誠実さや、真面目さ、そして真摯であるということなのだ! 4 親の後姿こそが、子供の教育なのだ! 5 経営者の後姿が、社風なのだ! ★ 厳密に言えば、この話は児童福祉法にも抵触するのでしょうが、親子の情愛、お客さまとの心と心の接点として参考にして頂きたいのです。 ちなみに現在は、奥さんが元気にお店に出ておられます♪ |